Skip to content
Menu

メニュー

ご挨拶・開催概要

ご挨拶

 2022(令和4)年12月3日 (土)・4日 (日)、日本乳幼児教育学会第32回大会の開催に当たり、ご挨拶申し上げます。コロナ禍収束の見通しが不透明であることから、本大会も前年度に引き続きWeb開催で実施します。これまで2回のWeb開催の経験やノウハウを活かし、現在、研究者間の新しいコミュニケーションの可能性を目指し準備しています。

 第32回大会では「今、あらためて、子どもと共にあることの意味を問う」を、大会テーマとしました。テーマ設定の理由は、コロナ禍の保育実践の場では、様々な場面で子どもにとっての意味や意義を問い、子ども一人一人に寄り添いつつ、その都度よりよい対応を見つけてきたと思います。これら保育実践の場での子ども一人一人と向き合う真摯な取組を踏まえ、本大会では、乳幼児教育の基本である「子どもと共にあること」の意味を改めて取り上げ、多様性という新たな視野のもとで、発達や学びの保障や、保育・教育の在り方、子育て等の課題を整理するとともに、また関連して乳幼児教育研究の在り方を検討することが必要ではないかと考えたからです。

 記念講演では、無藤隆氏(白梅学園大学名誉教授)をお迎えして、乳幼児研究にかかる最新の研究情報をお話いただきます。教育講演では、木村泰子氏(元大阪市立大空小学校校長)をお迎えして、全ての子どもが安心できる居場所をつくる教育実践についてお話いただきます。大会シンポジウムでは、乳児研究を取り上げ、なぜ乳児の研究が不十分なのか、乳児の研究の何が困難なのかを明らかにし、乳児の研究を理論的、実践的にどう進めるのかについて考えます。学会企画シンポジウムでは、医療的ケアを必要とする子どもの問題を取り上げ、医師や保護者、保育士それぞれのお立場からのお話をいただき、保育の場と医療の場をどうつなぐのかについて考えます。

 なお、本大会では、今後の学会の在り方を考えて、新たな大会運営を志向しています。これまでの大会運営では特定の会場校にお願いしてきましたが、今回は、学会の理事とその協力者を中心に大会運営を組織しています。学会員の自主的な取組や、大会運営の効率化を目指しています。試行錯誤の連続ではありますが、学会員の皆さんが集い、研究にかかる最新の情報交換ができる大会を目指して取り組んでおります。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

日本乳幼児教育学会第32回大会
大会運営委員長 神長美津子

開催概要

開催日 2022(令和4)年12月3日 (土)・4日 (日)
会場 WEB開催
実行委員長 神長美津子
大会事務局 日本乳幼児教育学会第32回大会実行委員会
学会事務局 日本乳幼児教育学会
テーマ 今、あらためて、子どもと共にあることの意味を問う